本工事は、東京都と小田急電鉄様が実施している連続立体交差事業及び複々線化事業に伴う、京王電鉄様の下北沢駅改良工事において、井の頭線と小田急線の交差部で橋の架け替え工事を行うもので、上り線の工事桁から本設のコンクリート桁に架け替える工事で2月17日(土)終電後から18日(日)午前11時頃までの予定で施工されました。
弊社は、工事に支障する電車線の移動・復旧を担当させていただきました。
この工事により、渋谷駅~明大前駅間はバス代行や他社線による振替輸送が行われた中、予定より早く無事に工事が完了し、試運転列車に続き営業運転再開となりました。
今後、下り線に於いても橋の架け替え工事を予定しておりますので、引き続き安全作業に尽力してまいります。
東北沢~和泉多摩川間で東京都の連続立体交差事業と一体的に行われてきた小田急電鉄様の複々線化事業において、3月2日(金)終電後に最後の切替作業を当社においても施工させていただきました。
複々線化事業全体として、平成元年より工事がスタートし、約30年かけて施工してきたこのプロジェクトは当社においても会社をあげてのビックプロジェクトとなりました。
ダイヤ改正は3月17日ですが、これにより朝ラッシュ時の輸送力強化や、所要時間の短縮など多数のメリットが見込めるとのことで、当社としてもその一翼を担うことができたことは、これからの施工に大きな自信となると思います。
これからも引き続き、無事故完工・安全施工を最優先に施工を行ってまいりたいと存じます。
鉄道の電車線の工事を行う上で、軌陸車の存在はかかせません。軌陸車とは、線路と道路の両方を走ることのできる車両です。当社はこの軌陸車を、踏み切りまたは指定された搬入路から線路に載線し、電車線の工事を施工します。当社では現在この車両を15台所有しておりますが、今回16台目の車両となります。
これからもこの軌陸車を使用して、安全施工・無事故完工に努めてまいりたいと思います。