電車線路・電灯・電力通信設備の設計 施工その他電気工事一般

育児休業取得者にインタビュー

弊社ではこの1年間に3名の男性社員が育児休業を取得しました。

今般、育児休業取得者三名にインタビューを実施しました。

※インタビュー取材:2025年2月実施

 (所属・役職は取材時点の情報です)

 
入社式

電路2課 課長 Kさん

~大雄電設工業 男性初の育児休業取得者~

Kさんに育児について聞いたところ、「育児は寝る時間も少なくなるし、自分の時間もないし、仕事以上に大変」と育児休業を取得し、育児の大変さを痛感した様子でした。Kさんは「育児休業は休業と書くけど全く休業ではない」。と強調。この言葉は育児休業期間中に本気で育児に向き合わないと出てこない言葉だと思います。

~育児の大変さ~

2024年7月に第一子の女の子が誕生したKさん。大雄電設ではじめての男性育児休業取得者でした。そしてその期間も6か月と長期でした。その決断に迷いはなかったかと聞きますと、「ない」と即答。決断した理由としては「じっくり腰を据えて、育児休業を取った方が家族のためにベストな考え」ということでした。

~取得後は課長としてスムーズに復帰~

職場では課長として活躍しているKさん。復帰後も1週間ほどでスムーズに通常業務に戻ることができたそうです。また「休業期間中は仕事と離れることができた」と言い、「もちろん休業するにあたって準備もしたが、期間中に仕事から離れることが出来たのは、代わりに仕事をしてくれた同僚達をはじめ、周りのサポートがあったから」とKさん。育児休業は周りのサポートがなければできません。

電路2課 Mさん

~家族の反応~

電路二課のMさんは第一子の男の子の誕生を機に1か月間の育児休業を取得しました。Mさんには育児休業を取得してよかったことについて聞きました。

育児休業を取得して奥様はどのような反応でしたか?の問いに「とても嬉しそうでした。取得しやすい環境でよかったね」と言ってもらったそうです。また奥様は実家で出産し、その後東京に来たそうで「土地勘もなく、第一子だったので何もかも不安だったが、そばにいてくれるだけでも助かった」と、とても心強かったそうです。

Mさん本人は「1日中子供と触れ合えることができて、とても貴重な時間になったので取得してよかった」とのこと。取得後は「育児のことは僕に任せてください」と豪語するほど自信をもって、その後も時間を捻出して育児に臨んでいるそうです。

 

~復帰後には職場にも変化が~

復帰後、職場にも変化があったそうです。子供のことを気遣ってもらうことが増えたり、上司からは子育てについてのアドバイスをもらったりと、職場でのコミュニケーションが増えたそうです。もちろん育児は育児休業を取得後も続きます。時にはお子さんの体調不良などで仕事を休まなければならない時もありますが、休みやすい企業風土であれば、働きやすさは変わってくるのではないでしょうか。

電路2課 Fさん

~かけがえのない時間に~

同じく電路二課で工事主任のFさんは第一子の男の子の誕生を機に1か月の育児休業を取得しました。Fさんは育児休業を取得し「子供との時間が多くなりうれしかった。普段行けない所にたくさん行けました。」と言い、お子さんの成長を感じながら、貴重な時間を過ごせたそうです。

~上司として~

職場では工事主任として活躍するFさんには、今後部下が休業を取得したいと相談してきた際にどのような対応をするかと問うと、「今回は部下を始め、工事部の全員に支えられて休業することが出来た。今後は同じ父親としてその部下を応援したい」と自身の育児休業取得によって、より親身になった対応ができると話して頂きました。

職場では工事主任として活躍するFさんには、今後部下が休業を取得したいと相談してきた際にどのような対応をするかと問うと、「今回は部下を始め、工事部の全員に支えられて休業することが出来た。今後は同じ父親としてその部下を応援したい」と自身の育児休業取得によって、より親身になった対応ができると話して頂きました。

~全ての社員が働きやすい企業へ~

(三名の上司にあたるS次長、E次長にインタビュー)

まず、お二人にはKさんから育児休業を取得すると相談されたときについて聞きました。二人とも正直驚いたそうですが、取得の実績が出来て他の社員も育児休業が取りやすくなるチャンスだと感じ、すぐにモデルケースを作ろうという話になったそうです。

部下が育児休業を取得にあたり工夫したことはありますか?と聞いたところ、「自分の業務の区切りのところで取れるように、まずは工程を練って終着点をどこにするかアドバイスした」とS次長。

またE次長は「引継ぎ計画を立て、業務の見える化を行い、チームメンバーに情報提供を積極的に行った。引き継いだ社員のサポートが出来る体制の構築を図った。管理職の業務調整も行い、現場をサポートした。」と、取得者が休業を取りやすいよう課全体で情報を共有し、サポート体制を整えたそうです。

最後に他のメンバーに変化はありましたか?と聞いたところ、今まで半年休業した社員がいなかったので、以前より休みやすくなったように感じたそうです。また課内で業務改善意識が高まり、一人一人が担当の仕事だけではなく、チームで仕事する意識がより強くなったそうです。育児休業に限らず日々仕事をしていると、メンバーの突然の休みは起こりえることですが、臨機応変に対応するためには、チームとして業務に臨むことでより良く対応できると思います。今回のメンバーの変化は、職場にとってプラスになったのではないでしょうか。

 

~最後に(インタビューを終えて)~

今後も育児休業を取得する社員が出てくると思いますが、上司が育児休業取得者だと相談しやすい環境になると思いました。そういった面でも今回3名の取得者により、相談しやすい企業風土の構築につながったのではないでしょうか。

誰かが育児休業を取ると他の人の負担が増え大変ですが、業務の効率化、業務に対しての意識、メンバーへの感謝の気持ちなど、様々なメリットを生み出しました。

育児休業に限らず、職場において自身の体調不良や家族の看護で休暇を取らざるを得ない時がありますが、共通して言えることは「いつでも相談しやすい環境づくりが大切」ということだと思います。私達はこれからもその環境づくりを精力的に進め、全ての社員が働きやすい企業風土を形成して参ります。

 

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