経営方針である「無事故完工」が、社員として一番大事に考えなければならなりものであり、当社の生き残る道であることを徹底して教育し、社員にとって「最優先の価値観」となるよう体得させる。経営陣が先頭に立ち、以下の基本的な考え方に基づきこれを推進する。
経営陣自ら先頭に立ち、鉄道事業の公益性と鉄道電気工事業の重要性を全社員に徹底させるとともに、「安全施工第一」の企業風土の改革・定着を図る。
安全施工を確立するために定められた法律・省令、各顧客の規定・マニュアル等を遵守することが当然の前提である。企業の社会的責任についても、経営陣から経営方針の徹底の中で、改めてその浸透・定着を図る。
「事故の芽」をはじめとするヒューマンエラーについては、起こり得るものであることを前提とし、これを隠さず省かず報告し、その原因を突き詰めたうえで、それらの原因を一つひとつ取り除くことで事故を未然に防止する体制を構築する。
安全施工を最優先する規律正しい明るい職場を作るためには、部下に信頼される管理者づくりが不可欠であり、そのためには管理者の資質向上が重要となる。
この観点から、管理者としての意識づけ教育において、部下との関係を重視するすることにさらに重点を置き、部下との相互信頼に基づき意思疎通ができるよう育成を図る。いわゆるコーチングについても教育カリキュラムに加え、安全施工のベースとなる指示、命令について、より的確で堅実に実行できるようにする。